円の接線は, 接点を通る半径と垂直になる。
      
    
    
    
    線分ABを直径とする半円Oの円周上に点Pがある。
直線ABに接し, 点Pにおいて半円Oと共通の接線を持つような
円O'を作図せよ。
    
    
    
    
    解説動画 ≫
    
    
    点Pにおける円Oの接線をlとすると
    円の接線は, 接点を通る半径と垂直に
    なるので,   OP⊥l,
    また, 円O'も点Pを接点としてlと接するので,  O'P⊥lとなる。
    つまり, O'はOP上にある。
    さらに円O'はlとABの2つの直線に
    接しているので, この2直線の作る角
    の二等分線上にO'がある。
    
    
    【作図順序】
    ①点Pを通りOPに垂直な直線を描く
       これが円Oの接線lである。
     ② ABを延長し, lとの交点をCとする。
        ∠PCOの二等分線を描く。
    ③ OPと②との交点がO'なので
      O'にコンパスの針をさし,Pに先を合わせて円を描く